鬼は外 の日だったのね

いつもの帰り道、寅次郎が引っ張る引っ張る、右へ左へ

「今日はどしたんやーっ」

暗がりだから、道に撒かれてる 豆 を必死で拾い回ってることに、家の近くに来るまで気づかなかったわー

  
そりゃ喉乾くわねー

  
ラッキーじゃったね、寅次郎。

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