増設ギャレー(行久・DaiwaCars)

中古トランポを手に入れてみたら、車検に通らなかった・・・
そんなことが、たまにあるんですよね。

― できあがったトランポへの増設加工。これはちょっと大変そうですね。

行久●いやぁ、正直まいりましたね。トランポの架装は、まず空っぽのところから「あれをしたい、これも付けたい...」とレイアウトしていくことがほとんどですから、出来上がっている車のレイアウトを変更するのは、一から作るよりも大変な作業になることがほとんどです。特に、8ナンバーの車ですと、単に、ギャレーがあれば良いというものでもなく、各種の寸法や取付位置などの規約も満たさなければいけませんし・・・

― それにしても、見事ベッドとギャレーを両立できましたね!

行久●苦肉の策ではあるんですが、ベッドマットの上に寝られるスペースを残した上でギャレー&テーブル・コンロスペースを確保しました。(詳しくはリンクからダイワカーズHPへ) 確かに、ちょっと他にはないレイアウトですよね(笑)

― これはこれで新しいベッドキットのレイアウトにもなりそうですね?

行久●そうですね。できてみたら意外と悪くないんですよ。キャンピングの規約に適合するように10Lのポリタンク二つ、ちゃんと収まるし、ボックスの出幅もタイヤハウス+αで収まってます。フラットベッドに覆いかぶさるようにレイアウトしたテーブル&コンロ置き場(キャンピング車の調理台スペース)も単なる飾りじゃなく、ちゃんと使えます。もちろん、ベッド上の空間も25cmぐらいは確保できているので、足を伸ばすぐらは問題ありません。このカタチで売るかどうか?はこのHPを見てくれた皆さんからのリクエスト次第ですが(笑) なによりこのお客さんに喜んでいただけたのが嬉しかったですね。

― それにしてもどうしてこのような『増設』が発生するんでしょう?

行久●いろいろな理由がありますが、皆さんが増設を『しなければならなく』なる一因は、やっぱり車検ですよね。中古トランポ(特に8ナンバー)を手に入れた方は注意してください。例えば車検証に8人乗りキャンピングと書かれているのに、前のオーナーがシートを外して使っていたとか、「ギャレーやコンロは使わないから・・・」と、外されていたとか。以前に比べ、最近は継続車検でもそのあたりのチェックが厳しくなっていますから注意が必要です。

― 大和自動車さんは陸運局の認証工場でしたよね?

行久●はい。それだけに、車検の規約などはシビアにいかざるを得ませんが、だからこそ皆さんの理想のカタチに対して、的確なアドバイスをさせていただけるとは思っています。「何でも好きなようにやればいい」のがトランポではなく、『まず自動車としてちゃんとしていること』 自分も元々はホームセンターに行っては、トランポを自作していたタイプなので、自作は大賛成ですが、いくら貨物車の荷室といってもある程度の制限はありますし、好きなように作った結果、万一の事故のときに「積荷が前に飛んできた!」とか、走行中のガタツキが大きくて「後が気になって仕方がない・・・」ってのも困りますしね。

自分が走っているし、使っているから
モトクロス用のトランポには自信とこだわりがあります。

― モトクロスの国際B級に昇格されたんですよね!おめでとうございます。

行久●ありがとうございます。店が全日本モトクロスなども開催している、広島のグリーンパーク弘楽園の近くなんで、せっせと練習して、なんとか国際B級までいけました。とは言っても、速い人はまだまだいっぱいいますから、私はあくまでエンジョイモトクロスです。

― モトクロスをしていることでやっぱりトランポ作りに変化はありますか?

行久●それはおおいにありますね。やっぱりバイクの積載って、一種独特なものがあります。車に積む物としてはほぼMAXの大きさがありますし、重いし、燃料や水、着替えや工具など同時に積載するアイテムも多い。更に、モトクロスの場合は出かけるときと帰りで、バイクがドロドロになったり自分自身疲れていたりで、積載する状況が変わったりしますからね。そのあたりを肌身で分かっている...というのは、ちょっとしたフックの位置一つにも違いとして現れますよ。

― 具体的にはどんな部分がバイク用トランポって違うんですか?

行久●言い出すとキリがないぐらい多岐にわたりますが、例えばサイドボックスの高さや幅。オフロードバイクって意外とステップの位置が高いので、その位置との干渉を考えた高さでサイドボックスを作ったり、バイクを2台積むか?1台か?などお客様の実際の用途に即してボックス幅を調整したりします。また、床から引っ張ることが多いフックですが、ワンボックス車にバイクを積むと、バイク越しに床に落ちているベルトを拾うのも一苦労ですので、フックを床ではなく、ピラー部やボディ側面に取付けたりしますね。もちろん、泥や水、砂などで車内が汚れるのが当たり前なので、手入れが簡単にできるように、各部の材質やシーリング加工などにも気を遣います。 

― さすがにバイクに関しては思い入れが違いますね。

行久●そうですね。モトクロスの皆さんをはじめ、トランポを求める方々の『かゆいところに手が届く』車作りをしていきたいと思ってます。

― その辺の意気込みが『とらんぽにこだわる』Tシャツに現れている―と。

行久●いいでしょ!このロゴ。私が30歳の時にオフロードバイクと出会い、軽の箱バンから始まって、自分で「あーだ、こーだ」とDIYでフックをつけたり、収納スペースを工夫したり。トランポを快適にし始めると、バイク乗るのも楽しいんですけど、行き帰りもまた楽しい♪ そんな楽しさをいつまでも忘れないように―。この『とらんぽにこだわる』『こだわりのとらんぽ』のロゴを作りました。オリジナルデザインのTシャツも販売中なので、是非、このレアアイテムをゲットしてください